フリーランスとして働きたい
「フリーランスとして働きたい」という相談のようなものを良く受けます。
え、フリーランスとして働けばよくないですか?
そういう方たちが何を相談してきているのか理解できていなかったのですが、ようやく答えに近いものを探せたのではないかと思います。
「儲かる仕組みを教えてくれ」ということのようです。
フリーランスとは
フリーランスとは会社や団体などに所属せず、業種や仕事内容によって仕事の依頼主と契約をして働く人のことです。
主な職種としては以下の通り。
- ライター
- カメラマン
- デザイナー
- プログラマー
- WEB系
フリーランスは企業に雇用されていないので労働基準法は適用されません。
「最低賃金」「労働時間」「休日」「有給休暇」「労働災害での補償」などからは対象外となっています。
個人で仕事をしているのだから独立した事業主として自己責任を持ってくださいということです。
ただし労働法規が適用されない代わりに「下請代金支払遅延等防止法」によって保護される場合もあります。
理不尽な目にあったときに「おかしい」と言えるように一度目を通しておくことをおすすめします。
フリーランスのメリット・デメリット
単純なメリットとして一番大きなものは「自由」です。
ただしこの自由はデメリットにもなることがあります。
会社員とは違って時間に追われることがあまりないので、自由に好きな仕事だけを選んで気楽にに働いていた結果、納期の早い他のフリーランスに仕事が集中してしまったなどよく効く話です。
そうならないためにはこの仕事を任せるのは〇〇さん、という信頼関係を築くことが大事です。
他のメリットとしては「好きなことを仕事にできる」でしょうか。
ただし、好きなことを仕事にしてその隙なことがずっと好きでいられるか?が大事です。
仕事になったとたん、好きだったものが嫌になってくるというのもよく聞く話です。
フリーランスとして仕事をする上でメリットとデメリットは表裏一体なのではないでしょうか。
フリーランスとして働きたいなら
なぜフリーランスになりたいのか?
フリーランスになる意味と目的を決めなければいけません。
単に「会社が嫌」や「組織でも人間関係に疲れた」などの理由だけではフリーランスになる意味はありません。
よく勘違いしている人がいますが、WebやIT系のフリーランスになったからといってパソコンだけを相手にしていたら良いというものではありません。
会社員時代よりも人間関係を構築していくことが大事になってきます。
なぜか?
自分が何をしていてどんなことができるかを人に伝えられないのに仕事が天から降ってくるわけはないんですよね。
フリーランスは依頼主との関係を構築して、その繋がりから色々な仕事を紹介してもらう必要があります。
そして自由に働けるだけで自由に休めるというわけでもありません。
フリーランスあるあるなのですが、フリーランス仲間が何人かで「暇なときに会おうね」というと誰にも会えず、無理して〇日〇時に集合!と決めるとその時間に全員集まる、ということがあります。
会社員だとよくわからないと思うんですが、それぐらい常に何かの仕事を抱えているので「暇なとき」はないんです。
ただ自由に仕事ができるので期日を決められると無理をしてでもその時間を空けるというフリーランスの習性です。
まとめ
フリーランスとして働きたいのなら「意味」と「目的」をまず決めましょう。
今いる場所から逃げるため、だけならフリーランスになることはおすすめしません。
そして本職をしながら副業としてフリーランスになる道筋をつけるべきです。
そこで副業規定が云々と家荒れることもありますが、副業禁止ならボランティアでいいじゃないですか。
辞めて0からフリーランスへの道を見つけるよりタダ働きの方がよほど現実的です。
あなたの意味と目的は?