アルゴリズムを見抜く方法
そんな方法があったら苦労しないんですが、案外簡単なことなのかもよ?
アルゴリズムとは
アルゴリズムというと「コンピュータに実装されたプログラム」という解釈をしている人が多いと思いますが、日常生活でもたくさん使われています。
例としてプラモデルの組み立て説明書もアルゴリズムのひとつです。
買い物をしたときの会計が999円だったときに最小のコインで支払うようにするにはどうするか?というのもアルゴリズムだったりします。
結局アルゴリズムって「問題を解くための手法と手順」という事なんです。
ただし、簡単な問題は人間の頭の中でも解けますが大きな問題、たくさんのデータを必要とする時の速度や性格さを求めるためにコンピュータを使いプログラムを実装している、という事です。
アルゴリズムを見抜く方法はあるのか?
Google検索や各SNSでもアルゴリズムは使われています。
Googleのアップデートは有名ですが、SNS各社でもアルゴリズムのアップデートは随時行われています。
そのアルゴリズムを見抜く方法があるのか?
あるんですよね。
アルゴリズムを走らせているAIは「問題を解くための手法と手段」を実行しているだけです。
実行する時には「XがWならばYする」という明確な定義があります。
AIは100%間違いなくこの定義を守って行動します。
XとYは人間が指定します。
youtubeで言えばXには「CTR・動画の維持率・登録者数」などが入ります。
Yには「おすすめ欄に出す」「関連動画に出す」が入ります。
このXとYを考えてみる事がアルゴリズムを見抜く第一歩になります。
Wに関しては複雑な数式が入るため人間の頭で理解することはほぼ不可能なので考えなくても良いです。
Googleのアップデートで検索順位の変動などで公式サイトや有益なサイトでも順位が落ちることがあるのはこの数式によるものとされています。
Wの部分はかなり曖昧になりがちですがXとYは明確に出来るのでこの部分を考える事が重要です。
アルゴリズムを見抜く方法
XとYでyoutubeを例に出したのでアルゴリズムを使って問題を解くためにAIにやらせる事をyoutubeの社員になって考えてみましょう。
仮想上司がこんな事を言ってくるのです。
「もっと視聴者の平均滞在時間を伸ばせ」
「広告主が喜ぶ配信者を見つけろ」
「広告主が出稿したくなる配信者をもっと優遇しろ」
youtubeだって企業です。youtubeというプラットフォームを基本無料で開放していますが、あのプラットフォームを維持するためのお金をどこかから捻出する必要があります。
一番の金主は広告主ですよね。
広告主を喜ばせてもっと広告を出してもらえるようにしなければyoutubeは儲からないんです。
じゃあ一番解かなければいけない問題は「youtubeが儲かる」という事です。
youtubeが儲かるにはどうしたらいいか?
動画配信サービスなので動画の質をあげる事で視聴維持率があがる動画があればyoutubeというプラットフォームが評価され広告主が増える。
というyoutube側の視点を持てば自分のチャンネルには何が足りないからアルゴリズムに評価されないんだろうというところがわかってきます。
「問題を解くための手法と手順」を見つけるのがAIですが、AIはただ見つけるだけです。
問題提起はできません。
その問題=ゴールを決めるのは人間なので、そこを考える事がアルゴリズムを見抜く方法になります。
アルゴリズムを見抜く事が成功への近道になるのか?
アルゴリズムというプログラムが組まれている限りアルゴリズムを見抜く事を意識しなければ成功には近づけません。
自信をもっておすすめできるコンテンツを作ったのでアルゴリズムを無視してもいつかは露出できる、と考えているなら間違っています。
各社のアルゴリズムは違っているんですが、youtube・インスタグラム・TikTokは「独自性」を無視する設計となっています。
そのためAIは「今までに成功してきているコンテンツの傾向」を抽出してそれに「似ている」ものを推してきます。
youtubeで同一ジャンルの伸びている配信者のサムネイルを真似する、というのはここからです。
youtubeは独自性を無視するというところが顕著なので「今までの成功例に寄せる」アルゴリズムだと言えます。
そう考えると良質なコンテンツなのに伸びないのはなぜだ?の答えはアルゴリズムを無視しているからという事になります。
「良質なコンテンツでも独自性の強いものは排除する」というAIに勝てるはずはないのでアルゴリズムを理解してその通りにする→成功事例を真似するのが一番の近道になるという事です。
アルゴリズム
アルゴリズムを無視して良質なコンテンツをお客さんへ届けたいというのなら独自のセールスをすれば良いんです。
ただ無料のプラットフォームを使ってビジネスをしようと思うならプラットフォームの提供者の意をくんで好かれる利用者にならないとそのコンテンツをおすすめしようとは思ってくれないという事です。
プラットフォームの提供者はどういう思いがあるのか?を考えてみるのも大事だよっという話でした。