youtubeだってSNSというカテゴリのコミュニケーションツールなんだよ
SNSとはいえyoutubeって動画を見るだけのサイトだから、今度youtubeチャンネルを開設しようと思ってるんだけど画質と内容にこだわってクオリティの高い動画を投稿していけばいいんでしょ。
というのは正解でもあり、不正解でもあり。
youtubeの動画はどう評価されるのか?
youtubeで動画をあげる理由が収益化やマネタイズという人ならyoutubeの評価というのは気にしなければいけません。
なぜならどんなに高価な機材を使って画質や音質にこだわろうと、ここだけでしか言っていないというレアな内容だろうとも、そのコンテンツ(動画)がyoutubeに「良い動画」と評価されなければ完全スルーで、ユーザーに表示される事がないからです。
youtubeにアップロードしたコンテンツをユーザーに見てもらうためにはブラウジング機能や関連動画に載る必要があるのですが、youtube側に「良い動画」と認識されないとこのコンテンツは良いよ!と推してもらえないのです。
youtubeチャンネルを作ってコンテンツを作成する場合、良い動画を作ったからブラウジング機能や関連動画に載せようと考えるのではなく、ブラウジング機能や関連動画に載せるためにどう良い動画を作ってyoutubeに高い評価をしてもらえるか、という戦略が必要になってきます。
youtubeに高評価される3つのポイント
youtube側がこの動画は「良いね」と評価されるポイントは3つあります。
1.クリック率
クリック率は名前通り、動画のサムネイルが表示されてクリックされた割合を示します。
平均のクリック率は3~4%と言われています。10%を超えるとクリック率の高い動画だといえます。
クリック率を上げるためにはサムネイルの作り込みやタイトルの付け方が重要になっています。
2.視聴時間・視聴維持率
視聴時間も、その動画が視聴された時間のことです。
視聴維持率は動画がどこまで視聴されたかという割合を示しています。
視聴維持率は平均15~20%と言われています。
視聴維持率が高いほどユーザーを長く動画に留めている良質な動画だといえます。
視聴時間や視聴維持率をあげるには構成、編集などにこだわってユーザーが飽きずに離脱しないような動画を作ることが重要です。
3.エンゲージメント率
youtubeでは、エンゲージメント数を「高評価+コメント数」としています。
そのエンゲージメント数を再生回数で割ることでエンゲージメント率を算出します。
では高評価とコメントを貰うためにはどうしたらいいんでしょうね。
youtubeでコメントを貰うには?
Twitterでリプを貰うには「ツッコミどころを残す」事が必要と言われているのを聞いた事があるかもしれません。
youtubeだってツッコミどころがあればコメントを貰えるよねっとわざとボケたツッコミどころを動画に残している、という人。
そのボケにコメントでツッコんで貰えてますか?
大多数は普通にスルーされているだけだと思います。
字幕のミス(誤変換)をわざと残しておいてもコメントに繋がりません。どころか低評価を押されてしまうだけとなります。
ユーザーからいいねやコメントというアクションを行ってもらうにはこちらからの投げかけをして誘導する必要があります。
「誘導はしてるよ!」という人はこれですよね。
ほとんどの配信者が言っている意味のない言葉がこれです。
「チャンネル登録といいねをお願いします!」
それも動画の最後にこの言葉…意味がないと思うのです。
なぜならいいねやコメントというアクションを残すためにはいいねやアクションをする理由がないとユーザーはしないのです。
動画の最後まで見たという事は最後まで視聴するという評価をユーザーはしています。
そこで「チャンネル登録お願いします」と言われても、そもそもチャンネル登録者なのかもしれないし、最後までノーアクションのユーザーがその言葉だけで「よし、チャンネル登録しよう」というアクションは取らないのです。
最後まで見てノーアクションなら「この動画は面白かった、けどチャンネル登録までしなくてもいいよね」と判断されていると思いましょう。
ならどこでアクションをしてもらうのか?
動画の途中で視聴者が何か言いたくなる話をはさみます。
- ここをやる時って結構失敗しませんか?ここ意外と難しいですよね。
- こんなの見た事あります?これ結構きつくないですか?
こういった何か言いたくなる話を投げかけた後に「私と同じ事を感じた人はぜひコメント欄にご意見書いてもらえたら嬉しいです!」と続ければ誘導成功ですよね。
※大体の人は動画の途中での誘導と聞いて「この動画が面白いと思った人はチャンネル登録といいねお願いしまーす」とやっちゃってますw
そして自分の意見って100%是でも非でもなくていいんです。
自分はこう思うというユーザーの書き込みに別ユーザーから反対意見が出て、論争になっていくとコメント数は伸びます。
いいねやコメントが増えることで自然にチャンネル登録は増えていきます。
youtubeはコミュニケーションツール
youtubeがエンゲージメント率を評価のポイントの一つとしているという事から「ユーザーとコミュニケーションを取る」というところも重要視していると思えます。
どんな動画でも視聴者がいるという事が前提でその視聴者と配信者がどうやってコミュニケーションを取っていくかというところまで考えるとコンテンツ作りのヒントにもなるんじゃないかなと思ってます。
一方通行な動画じゃなくてユーザーへの問いかけや投げかけをすることでいいねやコメントというアクションでぜひコミュニケーションを取りましょう!というコンテンツ作ることでエンゲージメント率が高くなってくるという話でした。