SNSで発信して炎上したらどうしたらいいんでしょうか?
無駄な心配しなくて大丈夫!
そんな心配はあなたの発信したコンテンツが人の目に触れだしてからしましょう!
SNSでの炎上とは
悪口・罵詈雑言などを発信したら炎上すると思っているようですが、試しにSNSでのアカウントを持っていたら発信してみてください。
ファンが離れるかもしれませんが炎上という状態にはならないと思います。
それはその悪口が読んでる人に刺さっていないからです。
悪口にも才能があると思っています。
「〇〇してる人バカだよね」と言ったところで、〇〇をしている人はカチンとくるだけで、その他の人はそうだね~か別に何とも思わないというところです。
なので人に刺さらない悪口や罵詈雑言をいくら発信したところでこの人はひどい事を言ってる!と拡散されるような炎上はおきません。
SNSでの炎上はバズと同じ
Twitterのバズを狙うときには1万人に読んでもらえるツイートじゃなくて1万人に共感してもらえるツイートをする事を目指します。
1万人に読んで貰えても共感されなかったらそのツイートを「これ読んでみて」とリツイートはされないからです。
炎上は怒りの感情をおこさせた、という立派なバズです。
2016年資生堂インテグレートのCMが大炎上し放送をストップする事態となりました。
確かに萌えではなく燃え要素満載だと感じますがw
けれどもこれそんなに燃えるほどのCMですか?確かにいまどき25才になったからって女性として古株になるのか?みたいな古い価値観が見えますがなんだかんだ言って25才くらいから肌の事をちゃんと考えないといけないな、というのはほとんどの女性にはわかっているはずです。
実はこのCMを見て怒って結果的に炎上させたのはインテグレートの狙っていた25才前後の女性じゃなくて40代~の女性です。
資生堂という大きな企業が新商品を販売するにあたってターゲット層のリサーチをしないわけがありません。
その中でCM中のエピソードに近いものがたくさん出てきているはずです。
そして出来上がったCMではターゲット層である25才前後の女性の望んだ未来をこの商品によって叶えると明確にアピールされています。
けれども表現が悪かったw
25才前後の女性には共感されても、25才前後の女性の仮想敵である年上の女性には怒りの感情をおこす事しかできなかったのです。
資生堂広報部はこう言っています。
–ネット上の意見についてどう考えますか
CM放映前には、視聴調査などでターゲットとなる方々(25歳前後の女性)から「非常に共感性が高い」という反応をいただいており、公開に至っていました。しかし、制作意図が十分に伝わらなかったということを真摯に受け止めて、CMの放映を順次検討しているところです。
–どんな意見を参考にしての判断ですか
「セクハラではないか」「『綺麗でなければ女性ではない』ということなのか?」という意見がネット上でありました。直接ではないですが、そうしたSNS上のご意見をもとに判断しました。
–本当に伝えたかったメッセージは
25歳は、どんな大人の女性になろうかという試行錯誤が始まる年齢だと思います。大人になることを前向きにとらえてもらい、そうした女性たちを応援するという気持ちで作りました。
https://www.huffingtonpost.jp/2016/10/06/shiseido_n_12380748.html
25才前後の女性の「本音」をくすぐる表現は年上の女性には不快感を覚えさせるものになってしまったのです。
大人の女性をCM内で仮想敵とせずに身近にいる素敵な「先輩みたいになりたい」と味方につけていれば共感のバズはおきても、怒りの炎上は防げたように思えます。
炎上せずにバズらせるためには
炎上とバズは同じと書きました。
バズを起こしているコンテンツを調べてみると半数以上は人の醜い感情を突いていると思われる投稿です。
最近よく見るのはyoutubeで不幸があったり、事件をおこした芸能人の「身内です」と言って視聴者を増やす投稿です。
人って不思議なもので「(幸せな結婚をした芸能人の)〇〇の兄です」より「(不幸な出来事に巻き込まれてしまった芸能人の)〇〇の兄です」と言われた方がその出来事の本当のところを語ってくれるのでは?と思ってしまうんですよね。
ならば醜い感情を一突きにするよりうまくオブラートにくるんで感情をくすぐる事が出来れば炎上はせずにバズになる、っと。
ただしオブラートにくるみすぎると誰にも理解されない可能性があるので塩梅が難しいところですね。
とりあえず結論としては炎上させるほどのコンテンツを作ってから心配するようにしようよ、という事でした。